入試ちょこっとアドバイス「面接」
2025.06.18
面接とは、企業や学校が書類や写真だけでは分からない「人となり」を見極める場です。
学歴や資格だけで判断できない部分、価値観や人柄、態度、そして熱意が大きな判断材料となります。
特に重要なのは、自分らしさを保ちつつ、相手の求める人物像にどこまで寄り添えるかという点です。
志望先の風土や価値観と大きくズレていれば、どれほど優秀でも不採用、不合格となることもあります。礼儀正しさや基本的な受け答えは最低限のマナーですが、それだけでは不十分です。集団面接では、自分を出しすぎず、他者との協調性やコミュニケーション力が見られます。小学校受験のように親子で面接に臨む場合は、家庭の方針や教育姿勢も評価の対象になります。
重要なのは、志望する企業や学校が「どのような人物を求めているのか」を深く理解すること。その上で、自分の考えや経験がどう合致するのかを明確に伝える準備が必要です。
どれだけ情報を集め、どれだけ強い思いを持って志望しているか、そこに面接官の関心が集まるのです。
最後に、「私」という人間を正しく伝えること。たとえそれでも不採用、不合格になる場合は、志望先と価値観が合わなかっただけかもしれません。それもまた、選ばれるという面接の一面なのです。
看護学科 前田 幹香