創立50周年を迎えました
2019.07.24
本校は、2018年4月におかげさまで創立50周年を迎えました。
厚木看護専門学校は2018年4月に創立50周年を迎えることができました。創立から半世紀を刻むことが出来ましたのは、関係各位の皆様の温かいご支援と歴代教職員の努力のおかげです。本校を支えていただきました多くの方々に心より厚く御礼申し上げます。
「人間らしく共に生きるために」という社会福祉の理念に基づき、ヒューマニズムの精神を建学の理念とし、身体的・精神的・社会的にいろいろな角度から健康生活への援助ができる自律した看護師の育成をめざしています。運営母体である社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団及び県央地区の看護職員養成を目的としてその役割を果たし、これまでに送り出した卒業生は3939名となりました。多くの卒業生の活躍を誇りに思うとともに、各々の立場から母校を支援していただける先輩の存在は頼もしく心強い限りです。
本校は、1968年4月、厚木准看護婦学校として設立されたことに端を発します。50年前は准看護師数が看護師数を上回っていた時代でありました。その後、看護師が主流となっていく中、准看護師から看護師への道を拓くために2年課程昼間定時制の看護婦学科(現看護第二学科)が新設されます。さらには、医療の高度化・質の高いリハビリテーション医療への対応のために3年課程全日制の看護第一学科を増設し、卒業生の多くが事業団に就職してリハビリテーション看護を担う存在となっていきました。
2000年代に入り、県立看護専門学校の再編計画に基づき、本校は大きな転換期を迎えます。2003年に准看護学科は廃止となり、2010年には現校舎への新築移転、看護第一・第二学科共に定員数が増員され、総定員は現在の360名となりました。リハビリテーション医療・看護を組み込んだ特色あるカリキュラムの構築、自己点検・自己評価活動の推進、文部科学省の職業実践専門課程認定を受けるなど、教育の質向上や魅力ある学校づくりに向けて、その時代の看護教育に求められるニーズに対応してきた50年の重みをあらためて実感しております。
そして、50年という大きな節目の2018年4月、看護第二学科には最後の学生となる47回生が入学しました。准看護師が働きながら看護師となるために学ぶ教育機関として、長くその役割を果たしてまいりましたが、2021年3月にはその歴史に幕を下ろします。折しも創立51年となる2019年は「平成」から新元号「令和」に変わり新たな時代を迎えました。社会も少子高齢化が加速し、病院完結型医療から地域包括ケアシステムへと変化していく中、看護の対象も複雑かつ多様化しており、コミュニケーション能力、臨床判断能力、専門職連携実践能力、高い倫理観、ICTリテラシーなど、将来を担う看護師にはさまざまな能力が求められています。
厚木看護専門学校は新たな50年に向けて「看護への情熱がみがかれていく」のスローガンのもと、県央地区唯一の看護専門学校として地域における存在価値を高め、将来の看護を担う人材の育成に向けて取り組んでまいります。
今後一層のご指導ご支援をお願い申し上げます。
学校長 武藤 和恵
学校長あいさつ
表彰の様子
50年の歩み上映
学生によるソーラン節