20年先の未来へ
2025.04.02
2025年度が始まりました。まもなく新たな学年がスタートします。
厚木看護専門学校図書室の蔵書に『厚生労働白書』があります。
その中でも、平成14年(2002年)版には珍しく付録に冊子がついていて、そのタイトルが「2025年の日本の姿」です。
出生率の低下や高齢化の上昇などの不安はあるものの、学費が下がること、多様な働き方の普及により高齢者雇用の拡大などの希望も示されています。
冊子に描かれた未来の水素燃料車やタッチレス改札は、現在では電気自動車やスマホ、クレジットカードでの改札通過へと進化しています。課題は残るものの、現在とほぼ変わらない生活が描かれています。
厚木看護専門学校で学ぶ学生は、更なる20年先にどんな日本の姿を描くのでしょうか。
看護技術と人間性を磨き、地域医療や高齢者ケアの中心となる役割が期待されています。
一歩先を見据えた学びと挑戦が、日本の未来を明るくする鍵となるでしょう。
図書室 三田 比奈子