看護師という仕事~看護師になってよかったこと・大変だったこと~ part1
2023.07.12
私が看護師を目指したのは、もちろん人助けが理由としてありますが、同時に「いざという時自分の大切な人たちの力になりたい」という思いからでした。
私が看護師になってからしばらく経った頃、離れて住む妹の体調が悪いと家族から連絡がありました。その時まだ妹は20歳を過ぎたばかりで、家族は風邪を長引かせていると思っていました。しかし数日経っても一向に良くなる様子がなく、私が実家を訪れた時には随分ぐったりした様子でした。何かおかしい…と思い妹に症状を聞くと「頭を後ろから何かで掴まれているような感じ」「とにかく頭が痛い」と。これは脳卒中の症状だとピンときました。すぐにかかりつけ医に相談し、総合病院の紹介状をもらい受診。結果は脳動脈瘤破裂による脳出血でした。その後入院し治療を行い、後遺症もなく生活に戻ることができました。臨床で磨いた観察力と経験が活かせた瞬間だったと思います。
自分の大切な人たちには、いつも元気で、笑顔でいてもらいたいものです。
その笑顔や生活を守るために自分の技術や知識を活かせたとき、「看護師になって良かった!」と心から思います。
専任教員 古山 由佳
今は元気な妹です