厚木看護専門学校

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あつかんコラム

ほっこりした話「実習グループメンバー」

2023.02.22

5~6名の学生が1つのグループを作り臨地実習へ行きます。臨地実習では、患者さんへの看護を学ぶのはもちろんですが、メンバーシップも学んでいきます。

メンバーの1人に看護記録の記載が遅れがちな学生Aさんがいました。そのAさんは、自分からは他のメンバーへ相談することや「助けてほしい」と言うことはできなかったようです。そんな中、グループメンバーの1人の学生Bさんが、Aさんに声を掛け始めました。「どこまで進んだ?」「私はこうやってみたら良かったよ。」「このことはメンバーで話し合った方がいいかも」など、とても細やかに声を掛け、Aさんを助けている様子が伺えました。AさんもBさんの声掛けに応えるように、少しずつ看護記録を進めことができました。

自分のやることも沢山あって大変なのに、どうしてこのような行動をとることができたのかBさんに確認すると「私も同じように、なかなか記録を進めることができず、辛い時がありました。みんなそれぞれ自分のことが大変だし、助けてって言いづらいのも分かります。だから、私から声を掛けました。辛い思いをしてほしくなくて、一緒に頑張りたくて」と。Bさんの気持ちを聞き、そんな思いでいてくれたんだと嬉しく思い、ほっこりしました。

教員 三浦夏枝

実習中、学生同士で相談し合っている様子

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