厚木看護専門学校

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看護への情熱がみがかれていく。

あつかんコラム

心に残る看護エピソード【家族とのお正月】

2024.02.21

Aさんは80代の男性で摂食嚥下障害があり、チームで嚥下機能の向上に向けて関わっていました。

年末のある日、「今年のお正月はAさんとおせちを食べることができない」とご家族が話されとても残念そうでした。

私は、経口摂取の練習が始まっていたこともあり、おせちの味を何かしらの方法で楽しめないかと考え他のスタッフと相談をしました。栗きんとんのきんとん部分はペーストで、嚥下訓練中のAさんでも摂取が可能ではとなり、主治医に相談をしました。その結果、きんとん部分を味見程度であれば食べてもよいと医師から許可を得られました。ご家族とおせち料理を食べたとき、数口でしたが、いつものお正月の味をAさんに味わってもらえました。Aさんは普段、病院での食事を美味しいと訴えることは少ないのですが、このときは「美味しい」と喜んでいました。ご家族もAさんと一緒に大変喜んでいました。

年月が経った今でも、そのときのAさんとご家族の幸せそうな姿を思い出すとあたたかな気持ちになります。

看護学科 霜島 八重子

家族と一緒に食べるお正月は幸せです

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