厚木看護専門学校

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看護への情熱がみがかれていく。

あつかんコラム

忘れられない看護(教育)エピソード ~出会うことで学びが始まる~

2021.01.13

私は看護学校3年生の実習で慢性閉塞性肺疾患の70代男性Aさんを受け持ちました。臥床がちで酸素を吸入し、何をするにも倦怠感や呼吸苦があり、「いいや」「やめておこう」といった言葉が聞かれていました。実習3週目になり、少しでも明るい気持ちになり、気分転換につなげることはできないかと考え、屋外散歩を提案しました。Aさんは珍しく「行こうか」と返答してくれ、車いすに乗り、病院の裏庭へ看護師と3人で行きました。緑が多く広々とした空間でした。風が吹くと「ほんとに気持ちがいい」「頑張らなきゃな」と穏やかな表情で話してくださった光景を今でもよく覚えています。私は、気分転換の「散歩」と思っていましたが、看護師からそれも「看護」であると気づかされ、私も看護ができているのだと勇気づけられました。また、あとで知ったのですが、散歩を実施するにあたり、呼吸苦を感じることがないよう看護師が主治医へ酸素の流量をいつもより多く設定できるように陰で調整をしてくれていました。色々な方に支えられて看護ができていることも知り、それもAさんを私が受け持ったからです。患者さんや看護師と出会うことが学びにつながり感謝の思いを今も持ち続けています。日々の出会いと学びを大切にし、今後も看護に携わっていきたいと考えています。

教員M

 

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