病棟での時間が生活の基準
2021.09.15
看護師として働いていた時、生活時間の基準が、病棟での生活時間になることが多々ありました。
どのような事かと言うと、起床時間は「朝の検温時間」、10時頃は「午前中の水分補給時間」という具合です。自分の就寝時間はもっと遅いのですが、21時近くになると「就寝時間だな」と考えてしまうのです。勤務が終わって自宅に戻った後も、その後の勤務時間の様子が気になってしまいます。休みの日でも「今の時間帯は…」と考えてしまいます。
同時にその時間帯の患者の状況も気になります。「○さん起床時の血圧高くなかったかな?」とか「○さん今晩はゆっくりと眠れているかな?」等。自分の生活が病棟での患者の生活を基準に回っている感じです。
自分の時間がないわけではないのです。ジムに行って身体を動かしたり、おいしいお菓子を食べたり気分転換をします。ただ、ふとした時にその時間病棟は?患者はどうしているのだろう?と気になってしまうのです。
そして勤務時間となり病棟に行き、患者に会うと、うれしくなる自分がいるのに気づきます。同時に「今日も頑張ろう!」と思う自分にも気づきます。
つまり「看護」という仕事が大好きな自分がいるのだなと実感するのです。