看護の今昔物語~ディスポ製品の発展~
2024.08.28
3回目となる今回は「ディスポ製品の発展」です。
ディスポ(ディスポーザブル)製品とは、使い捨て品のことです。
医療現場で使用する物品は、昔は『日常的』にくり返し使っていたものがあります。
例えば、皆さんが予防接種などで見たことがある注射器や注射針は、私が看護師になる以前は、ガラスや金属でできており、使用後は、洗浄、消毒、滅菌しながら、何度も使用していました。その為、注射器や注射針がひびや欠けているところがないか、注射器がスムーズに動くかなど、きちんと使えるか確認していました。
現在ではマスクや手袋、注射器や注射針などもディスポ製品となり、感染対策として使い捨てになっています。
環境に対しては使い捨てにすることはSDGsの目標に逆行するように感じます。しかし医療の現場においては、感染から守るために必要不可欠なことでもあるのです。
看護学科 中原 真弓