看護師という仕事~看護師になって良かったこと・大変だったこと~part2
2023.07.19
どんな状況であろうと患者さんは看護師を待っています。
数年前、前夜から降り続いた雪で、翌朝、あたりは一面白銀の世界でした。
その日、仕事(病院)に行けるだろうか…
いや何としてもいかなければ…という思いで一杯でした。
膝まで雪が積もり、バスもタクシーも運行中止。残るは歩くしかないと覚悟を決め、ひたすら歩き続けました。
歩けど歩けど、なかなか着かず、膝まである雪の中を歩くのは骨が折れ、半ばで気持ちがくじけそうになりながらも休むことなく歩き6時間かかり到着できました。
病院に到着してみると、各所で大雪の影響があり患者さんへの食材の到着が遅れることや看護職員が病院に到着できないなど様々な課題が起きていました。
病院の栄養科職員や事務職員など様々な職種と協力し一つ一つの問題を解決していると、入院患者さんから「こんな雪の日に大変だったでしょう。」など労いの言葉をいただきました。それはとても嬉しく、身体はへとへとになりながらも「頑張ろう!」と職員同士で声を掛け合いました。いつ、どんな時も私たちを必要としている患者さんのために私たちができる最善を尽くした1日でした。
教員 中原 真弓
一面の銀世界