厚木看護専門学校

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あつかんコラム

臨床判断能力を磨く「クリティカルケア看護」①

2024.10.02

今回は2年生で受講する「クリティカルケア看護」の講義について紹介します。

この講義は救急看護認定看護師として活躍されている 赤池 麻奈美先生が担当しています。クリティカルケア看護とは、生命の危機状況(クリティカル期)にある重症患者へ行われるケアのことです。

みなさんは「生命の危機状況」と聞いた時に、どのような患者や医療の現場を想像しますか?

病気や事故に遭って救急車で運ばれてきた患者さんは入院されている患者と違い、病名や治療方針も決まっていません。

そんな緊張感の中で看護師は“臨床推論”を行います。

臨床推論?? ちょっと難しい言葉ですね。

患者に接しながら患者の健康問題を明らかにし、解決しようとする際の思考過程や、導き出した内容のことです。

講義では臨床推論の判断材料となる看護師の視点、フィジカルアセスメントについて学びます。フィジカルアセスメントは患者さんの訴えを聞き頭から足先まで全身を観察して情報収集を行います。基本の問診、視診、触診、打診、聴診は1年生でも最初に演習をする内容です。

次回は、このクリティカルケア看護の演習についてご紹介します。お楽しみに!

看護学科 横井 希美


赤池 麻奈美 先生から「診断の無い中での看護は救命ならでは。大変なことも多いけれど患者さんの回復する過程にやりがいや看護の魅力がある」と教えていただきました。

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