厚木看護専門学校

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あつかんコラム

専門用語の学習と活用

2021.09.29

看護学生が学習するうえで苦労することの一つに、看護専門用語の多さがあります。医療機関に従事する以上、身体部位の名称や機能、病気の名前、症状、治療、医療用具、検査項目名といった医学専門用語の理解はもちろんのこと、看護の専門用語や法律上の表記の理解も必須となります。私も看護学生時の病棟実習で、医師と看護師で「ワイセが・・・」というやり取りを見て「ワイセ(白血球:Weissen Blutkorperchenというドイツ語の略称が由来だそうで、英語で表記はWBCとも示す)ってなんだ?何しゃべってるんだ」と思ったものです。

学習の進んでいない1年次の病棟実習では、専門用語が飛び交う現場で外国に来てしまったような体験をしますが、3年次にもなると言葉の意味が分かってくるだけでなく、その専門用語や略称を使ってみたくなるものです。それも学習の成果ですね。

専門用語の理解に苦労し、専門用語が身についたら、専門用語をいかに使わないで患者さんが困らないようにわかりやすく説明するかが次のステップになります。そういう日々の努力も看護師の仕事の大切な一つなのです。

 

教員 大河原 亮一

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