一期一会
2026.03.18
先日、3年生の卒業式が行われました。
卒業証書を受け取る学生の姿を見守りながら、私は「一期一会」という言葉を思い出しました。
「一期一会」とは、茶道の心得に由来し、「今日の出会いは一生に一度のものと思い、誠意を尽くす」という意味があります。
二度と同じ形では訪れない瞬間を大切にするという考え方です。
看護や看護教育にも、これと通じる精神があります。
学生との関わりの一瞬一瞬が学びの場であり、その場に心を尽くして向き合えたのか、この学校との縁に満足して卒業してくれているのか学生の表情から慮る時間でもありました。
時代とともに看護の形が変わっても、「健康の保持増進・疾病の予防・健康の回復・苦痛の緩和」を通して、その人らしい人生を支えるという目的は変わりません。
相手の力を引き出しながら寄り添う看護の心を、これからも学生と共に大切にしたいと思います。
春は別れと出会いが交差する季節です。
寂しさもありますが、新しい挑戦への期待もふくらみます。
その気持ちを大切に、看護師をめざす一歩を自分らしく踏み出してほしいと思います。
看護学科 島田 真由美
