夏のセルフケア~心と体にやさしい「食」、薬膳~
2025.08.13
薬膳をご存じでしょうか?
薬膳は東洋医学(中医学や漢方)を基にして、食べ物の持つ働きに注目したおいしい健康料理です。
薬膳では、病気になる前の「未病(みびょう)」の段階で体を整えて病気を未然に防ぐ考えがベースにあります。私が薬膳と出会ったのも、家族の体調不良を何とかしたいという思いからでした。
夏のセルフケアとして薬膳では「秋」に対応するための準備期間!
季節のリズムに合わせて食を整えることは、自然との調和につながり心と体を整えると考えられています。
おすすめの薬膳レシピは
「長芋と梨の潤いスープ」
材料は長芋、梨、トマト、玉ねぎ、鶏肉、ブイヨン、生姜、クコの実などで優しい味のスープです。
目的は肺を潤して喉の乾燥を防ぐ「培養潤肺(ばいようじゅんぱい)」などです。
「秋」は空気が乾燥しはじめ、乾燥による不調が増えだします。
辛味のあるもの…ネギ、生姜、玉ねぎ、パクチーや、潤いを補うもの…梨、白きくらげ、山芋など白い食べ物などがおすすめ食材です。
「食」は活力・気力・心を豊かに育み、その人を作ります。
先人たちが培ってきた英知「薬膳」から心と体にやさしい「食」を試してみませんか。
看護学科 島田 真由美