新しい学びのスタイル「“やってみる”から始まる看護の学び」
2025.05.21
基礎看護学は、看護の基本となる知識や技術と大切な心構えを学ぶ授業です。
授業では、まずデジタル教材を使って事前に知識を学び、そのあと実際に「やってみる」ことを大切にしています。
たとえば、足を洗って温めるケア(足浴)の練習では、お湯の温度を確認しながら、「このくらいの温度が気持ちいいんだろうな」と、相手の表情から感じ取ります。
やさしく触れたり、足をしっかり支えたりすることで、相手が安心する様子にも気づくことができます。
そうした細かな変化に目を向けることで、相手の気持ちに寄り添う“感覚”が自然と身についていきます。うまくできなかったり、患者さん役の一言にハッとしたり・・・ ひとつひとつの体験が、確かな基礎になっていきます。
この積み重ねが、将来の看護師としての態度や振る舞いをつくっていきます。
看護のスタート地点である基礎看護学で、学ぶことの楽しさを知り、「やってみる」を通して、相手にとって本当に必要な援助を考える力を育んでいきます。
看護学科 小野 優子
足を洗って温めるケア