厚木看護専門学校

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看護への情熱がみがかれていく。

あつかんコラム

災害時も猫と一緒

2020.12.09

我が家には茶色い人と呼んでいる二匹の猫がいます。休みの日は一緒に起きて、昼寝して、遊び疲れた二匹を膝の上で撫でて、そうしていたらあっという間に夕方です。ある日、一匹が一日に何度もトイレに通っている様子を発見、すぐに病院に連れていきました。獣医さんに「最近、お客さん来ました?」と尋ねられ、思わず家族と顔を見合せました。この数日前から、夫が単身赴任期間を終え自宅に帰って来ていたのです。獣医さんが言うには、その生活環境の変化が原因の膀胱炎の様でした。猫は、家族相手でも体調を崩してしまう本当にデリケートな生き物だと実感しました。私は、自然災害がニュースになる度にこのデリケートな茶色い人達とどう避難したらいいのかと考えます。多くの自治体では「同伴避難(ペットと一緒)」を勧めています。でも我が家では、できる限り「在宅避難(自宅での避難)」をする事にしました。もちろん無理はせず、自宅がだめなら避難所に行くことも決めました。自宅で安全に過ごすための家具の固定、防災アイテム、そして何より茶色い人たちが安心して過ごせるためのフードやお気に入りの玩具、毛布も備蓄しています。過去の自然災害は他人事ではなく、これからの災害に備えて、茶色い人達と一緒に暮らして行こうと考えています。

教員M

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