病棟で迎えたお正月、そして今の過ごし方
2026.01.07
年末年始は学校が休みになるので、ここ数年は実家に帰り、家族や親戚とにぎやかに過ごしています。のんびりとした時間の中で、改めて「お正月らしさ」を感じられるようになりました。
一方で、病院に勤務していた頃は事情がまったく違いました。年末年始のどちらかは必ず仕事。病棟で年越しを迎え、同じ勤務のスタッフと年越しそばをすすり、患者さんと一緒に病室から初日の出を眺める-忙しい中にも、ささやかな正月気分を味わう瞬間がありました。
病院食にもおせち風のメニューが登場し、ゆっくりと大切そうに味わう高齢の患者さんの姿は、今でも心に残っています。
もちろん、楽しい場面ばかりではありません。ある年の元日には、当直科長から「お年玉よ!」と緊急入院の連絡。検査や点滴、感染症対応に追われ、正月気分ゼロのまま一日が過ぎていったこともありました。
それでも三が日が終わり、ようやく休みが取れると旅行やスキーでリフレッシュ。看護師の仕事は「お正月なんて関係ない」と思われがちですが、病棟でも工夫次第で小さな正月気分を楽しむことができるのです。
今は家族と過ごす穏やかな正月が定番になりましたが、病棟で迎えたあの日々もまた、忘れられない大切な思い出です。
看護学科 髙橋 隆子
