厚木看護専門学校

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看護への情熱がみがかれていく。

あつかんコラム

絵手紙

2020.10.14

3年生の在宅看護論実習では、訪問看護ステーションでの実習があります。訪問看護師に同行し、療養者の自宅に伺いますが、その時学生は『名刺』代わりに絵手紙を持参します。この絵手紙が療養者とそのご家族の方に、なかなか好評です。療養者のご自宅に伺うことは学生にとっては初めての体験であり、緊張する学生も多いです。そのような時、絵手紙は療養者とご家族とのコミュニケーションのきっかけに繋がります。学生は2年生の時に授業で絵手紙について学びます。「絵手紙なんて描けないよ」「絵が下手だから描きたくない」等言う学生もいます。しかし実習が始まると、皆一生懸命考え、絵手紙を準備します。どんな絵柄であると季節が感じらえるのか、喜んでもらえるのか。季節の花や果物を描く学生が多いのですが、事前に得た情報から療養者の方の好きな動物や風景、時にはキャラクター等を描くこともあります。療養者とご家族の方々からは、季節感が感じらえる、絵手紙を通しての会話が進むと喜んで頂いています。卒業生の絵手紙を大切に保管されている療養者の方も多く、そこから会話が広がることもあります。

1枚の絵手紙を通して、学生はコミュニケーションの在り方を学んでいます。

専任教員 T

 

<学生が作成した絵手紙>

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